「じゃんけん」は日本でとても盛んなゲームです。しかも、子供たちに限らず…

このゲームを知らない人はいるのでしょうか?皆さんもきっと、子供の頃からよくやっていらっしゃるでしょう。じゃんけんはもちろん海外にも存在している訳ですが、日本の「じゃんけん」は海外のrock paper scissors(フランス語:pierre papier ciseaux)より優れている上に、大人の中でも時々使われることにびっくりしました。

ルール

じゃんけんのルールは私が知っていた「pierre papier ciseaux」と基本的に同じです。プレーヤーは「pierre, papier, ciseaux!」と同声に叫んで、「ciseaux」の時に以下のものから一つ出します:

  • pierre (ぐー)
  • ciseaux (ちょき)
  • papier (ぱー)

ちなみに,フランス語ではpierre「石」、papier「紙」、ciseaux「鋏」というのですが、日本語では擬音語(のような?)言葉を使います。

バリエーション

じゃんけんのバリエーションは沢山あります。例えば、(日本人はバリエーションだと思っていないかもしれませんが、)「あいこでしょ」はヨーロッパに無いバリエーションの一つだと思います。

もちろん、もっと複雑なバリエーションも沢山あります。僕が何度か見たことがあるのは、「じゃんけんぽいぽい」と言って、各プレーヤーは2つの要素を連続に出し、その中の一つを変え、更に一つを引くというバリエーションがあります。その他もろもろあります。Wikipediaを見てバリエーションの数に驚きました。

子供のゲームだけではない

じゃんけん

お買い得品を買う権利に戦っている顧客。

そして、日本のじゃんけんは子供同士で行われるゲームばかりではなく、大人の中でもやられている事が面白いと思います。ある日、アウトドア品のファクトリーセールに参加していました。そこで、いくつかの品物が極端に安く売られていたが、希望者が多かったため、その商品を買う権利を・・・じゃんけんで決めることになりました。最初はこんな人数でどうやってじゃんけんするのかと思いましたが、日本人はどうもなれているようで、さっさと決まってしまいました。全ての希望者は『じゃんけんぽい』と叫び、お店の人より強いものを出した方々が残っていました。そして、それを数回繰り返したら3、4人だけが残りました。だれもズルしなかったことが特に印象的でした。日本人の正直なところが目立ちます。

また、3人の学生の運命がじゃんけんによって決まった話も聞きました。就職活動中の3人が同じ専門で同じ会社に応募したかったわけですが、大学から推薦を受けられるのは一人だけでした。そこで、成績等で決定ができなかったため、推薦される学生がなんと・・・じゃんけんで決めたらしい!

本当かな?いずれにしても、「運」に任せるなら阿弥陀くじよりもじゃんけんで決めた方が面白いと思いませんか?